診療を支える
施設ごとの人員、機器、診療の流れを踏まえ、無痛分娩を継続して提供できる体制を考える。現場とともに、改善に取り組んでいます。
Y. MAZDAPHYSICIAN / EDUCATOR / SCIENTIST
松田祐典|産科麻酔科医
臨床、教育、研究、起業、そして行政……新しいかたちの麻酔科医として生きる松田祐典の公式サイト。
PROFILE

Yusuke Mazda, MD, PhD
産科麻酔科医 / 麻酔科専門医 / 日本麻酔科学会指導医 / 博士(医学)埼玉医科大学総合医療センター 麻酔科 准教授
1980年東京都杉並区生まれ。東京慈恵会医科大学医学部卒業。学生時代は脳神経外科に憧れたものの、初期臨床研修で麻酔科の魅力に引き込まれる。
2012年、埼玉医科大学総合医療センター産科麻酔科へ移籍。川越周産期麻酔フェローシップの教育・研究に携わり、産科麻酔に関する講演を国内外で展開。
2017年から2020年まで、トロント大学マウントサイナイ病院麻酔科の臨床フェローとして、産科麻酔に加えて医療品質改善を学び、Excellence in Quality Improvement Certificate Program(EQUIP)を日本人として初めて修了。
帰国後は同センター産科麻酔科准教授・診療部長として臨床・教育・研究に携わる。Journal of Anesthesiaの産科麻酔部門セクションエディター、JA Clinical Reportsのエディターを歴任。2023年、株式会社OASISクリニカルパートナーズを創業。産科麻酔の診療を通して活動を全国へ広げる。
2024年から2026年は厚生労働省保険局医療課に出向し、医療技術評価推進室 医療技術評価企画調整専門官として医療機器の保険適用・費用対効果評価を担当。令和8年度診療報酬改定にも関わり、2026年9月から臨床現場に復帰。
編著・監修書に『さらにワンランク上の産科麻酔に必要なエビデンス』『図表でわかる無痛分娩プラクティスガイド 改訂第2版』『ワンランク上の産科麻酔に必要なエビデンス』など。医学書の分担執筆・翻訳も手がける。書籍一覧へ
まだ知らない世界に進みたい。— 出会いと変化を、大切に。
東京慈恵会医科大学 医学部
東京慈恵会医科大学附属病院(初期臨床研修)
東京慈恵会医科大学 麻酔科講座
埼玉医科大学総合医療センター 産科麻酔科
トロント大学 マウントサイナイ病院 麻酔科
埼玉医科大学総合医療センター 産科麻酔科
OASISクリニカルパートナーズ 創業
厚生労働省 保険局医療課
埼玉医科大学総合医療センター 麻酔科
EDUCATION
OASISクリニカルパートナーズ
無痛分娩と帝王切開の麻酔を専門に、母子の安全を支える診療を続けてきました。これまでに担当した無痛分娩は2,000件以上、帝王切開の麻酔は1,000件以上。大切にしているのは、チームで力を発揮できることです。
その経験を、一つの病院の中にとどめない。各地での講演・教育活動と、OASISクリニカルパートナーズによる診療支援を通じて、知識と技術を現場へ届けています。
OASISの活動を見る施設ごとの人員、機器、診療の流れを踏まえ、無痛分娩を継続して提供できる体制を考える。現場とともに、改善に取り組んでいます。
これまでに現場で指導した麻酔科医は100名以上。手技だけでなく、判断の背景や臨床研究の進め方まで共有しています。
学会・研究会での講演は100回以上。産科麻酔から医療の質改善、行政での経験まで、次の現場に持ち帰れる形で伝えています。
RESEARCH

痛みが和らぐこと、身体を動かせること、赤ちゃんを抱けること。出産後の回復を、患者さん自身の視点から捉える研究に取り組んでいます。出産後の回復を測るスコアについて、スタンフォード大学との共同研究も行っています。
産科麻酔に加え、医療の質改善と患者安全、術後回復、費用対効果評価へ。診療で生まれた問いを、研究と仕組みの改善につなげています。
研究者プロフィールと業績POSTPARTUM RECOVERY / 責任著者
疼痛管理チームの導入前後で、帝王切開後の痛みと早期回復を検討した研究。
International Journal of Obstetric Anesthesia
POSTPARTUM RECOVERY / 筆頭・責任著者
出産後回復の世界的なスコアリングシステム「Obstetric Quality of Recovery(ObsQoR)」の日本語版の信頼性・妥当性を検証。帝王切開と経腟分娩による出産後の回復を比較した研究。
AJOG Global Reports
QUALITY IMPROVEMENT / 筆頭著者
区域麻酔専用のブロックルーム導入に伴う、手術室の効率と費用対効果を検討した質改善研究。
Regional Anesthesia & Pain Medicine
TECHNOLOGY
LEARN. BUILD. SHARE.
産科麻酔の文献をもとに回答する「Mazda AI」を開発し、その仕組みを公開しています。専門分野の知識を、どうすれば使いやすい形で届けられるのか。臨床で感じてきた問いを、AIでも試しています。
論文を集める、原稿を書く、発信する。その日々の仕事にもAIを取り入れ、専門職がもっと楽しく働ける仕組みをつくっています。
Mazda AIの開発記事を読む
産科麻酔の知識を、AIで届ける。
人に「やりたいことをやろう」と伝えるなら、自分も挑戦していたい。
動くことで出会える人がいて、初めて見える景色がある。
そのつながりを大切にしながら、まだ知らない世界へ進んでいきたい。
各書籍で担当した章・テーマをご紹介します。表紙や書名から詳細をご覧いただけます。

帝王切開の麻酔:脊髄幹麻酔
診断と治療社
無痛分娩
中山書店
産科麻酔/産科危機的出血ガイドライン(各年版)
総合医学社
母体の救命処置:胸骨圧迫、気道確保、酸素投与、鎮静・鎮痛、輸液管理など
メジカルビュー社
帝王切開術
克誠堂出版
Aspiration of Gastric Contents(Cristian Arzolaと共同執筆)
Springer
産後出血
文光堂
心大血管疾患/肥満
文光堂
産科麻酔
診断と治療社
脊髄くも膜下穿刺での超音波利用/帝王切開の区域麻酔
中外医学社
産科麻酔・無痛分娩
克誠堂出版
無痛分娩の実際
中山書店
帝王切開:脊髄くも膜下麻酔後低血圧予防と分娩後出血対応
メディカル・サイエンス・インターナショナル
授乳中の麻酔薬は何を使用してよいか?
克誠堂出版
第9章 妊婦(分担翻訳)
メディカル・サイエンス・インターナショナルPODCAST
産科麻酔の学びから、日々の気づきや新しい挑戦まで。
それぞれの場所で、発信しています。